▲ミルコ騎手が日本に着て驚いた勝負服は?(撮影:林真衣)
今回はジョッキーのお仕事に関するユーザー質問です。国を問わず、騎手が必ず身につける勝負服。日本と海外ではルールが違うそうで、来日時に驚いたデザインも紹介いただきました!
後半はレース間の過ごし方について。特に長時間空くときは、「本当に難しいね」と話します。良いパフォーマンスを求め続けるミルコ騎手にとって“一番大事なこと”とは──。
(取材・構成=森カオル)
Q「ミルコさん、こんにちは! 先日、東京競馬場で観戦していたときに1Rのアサクサグレースの勝負服が少し昔の生地だったような気がしたのですが、どうなのでしょうか? また、ミルコさんが好きな勝負服はありますか? これからも応援しています!」(カモシカさん)
──ちょっと調べてみたら、勝負服の素材は柔らかくてツヤがある「サテン」と、伸縮性のある「エアロ」の2種類が主流だそうですね。今はエアロを採用している厩舎が多い印象ですが、戸田厩舎はサテンなのかもしれませんね。
ミルコ 先生のこだわりなのかも。戸田先生はね、夏はめちゃめちゃ薄い生地の勝負服を持ってきてくれるの。200gもないくらいの軽い勝負服で、めっちゃ涼しい!
──それも戸田厩舎ならではなんですか?
ミルコ 僕が知る限り、戸田厩舎だけです。ジョッキーのことをすごく考えてくれる方ですね。
──「好きな勝負服はありますか?」という質問も。
ミルコ ん〜、どうだろう。とくにこれが好き! っていうのはないかな。日本は勝負服にも細かいルールがあって…。日本のジョッキーになるときすごく勉強したけど、忘れてしまった(苦笑)。とにかく日本は決められた色のなかからデザインを組み合わせるけど、海外はもっと明るい色の勝負服がいっぱいあるね。アメリカでは、馬主さんが自分でデザインできるし。
──自由度が高いんですね。
ミルコ そうです。勝負服に企業のロゴを入れたり、馬主さんが自由に遊べる。使える色が多くてルールがないから、個性的な勝負服が多いね。ただ、日本に来始めた頃は、日本の