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【有馬記念予想】有馬記念に強い血統

  • 2024年12月20日(金) 19時00分
今週末は有馬記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

有馬記念はダンチヒ系


 有馬記念は「血統ビーム」オリジナルの血統系統タイプで「小系統ダンチヒ系」を4ライン小系統(父、母父、母母父、父母父)に持つ馬が走りやすいレース(血統系統はサイト「スマート出馬表」(無料)を参照)。

 該当血統は2014年に母父ダンチヒ系のジェンティルドンナが4番人気1着。2016年に母父ダンチヒ系のサトノダイヤモンドが1着。2017年に母父ダンチヒ系のクイーンズリングが8番人気2着。2018年に父ダンチヒ系のブラストワンピースが1着。2020年に母母父ダンチヒ系のサラキアが11番人気2着。2022年3着のジェラルディーナは母がジェンティルドンナ。母母父がダンチヒ系。父系にも有馬記念勝ち馬のグラスワンダー。同馬の母父はダンチヒ。ダンチヒのクロスも持つ馬。

 ダンチヒ系の血を持つ馬は過去10年で4勝、4番人気以下の人気薄も5回馬券になっています。なお、昨年は4ライン小系統(父、母父、母母父、父母父)にダンチヒ系を持つ馬の出走はありませんでした。

 ダンチヒ系が有馬記念で強いのは、小回りコースでコーナーを何回も回ることと、何度も坂越えをするため。ダンチヒ系は欧州競馬と世界中の芝のスプリント戦の主流血脈。コーナーと坂で加速を繰り返す競馬は、ある種、スプリント競馬の連続でもあります。よってスプリント力に優れたダンチヒを持つ馬が強いのです。

 今年の有馬記念で特に注目はハービンジャーの血を持つ馬。同馬はダンチヒ系の種牡馬。現役時代は、有馬記念よりもタフな坂越えをするイギリスのG1キングジョージVI世&クイーンエリザベスSを11馬身差の圧勝。レコードタイムで優勝。坂越え競馬で世界最高レベルのパフォーマンスを発揮。

 その破壊力のある血は、今やJRAのGIを勝つためにも必要なスケールを強化する存在になりました。今年のJRAのGIでは産駒のGI勝利数がエピファネイアに次ぐ2位。母父としても2頭のGI馬を輩出。「父か母父としてGI馬を出した種牡馬」ではハービンジャーが最多勝。JRAの芝GIを勝つために最も重要な血に上り詰めた。といっても過言ではありません。

 ハービンジャーの血がここまでの成功を収めることになったのは、当然、育む人のノウハウが成熟したから。血を育むのは人。

 今年のJRAの芝GIレースを勝利したハービンジャーの血を持つ5頭中4頭はノーザンファームの生産、育成馬。また、上村洋行厩舎はベラジオオペラ、アルマヴェローチェとハービンジャーの血を持つ馬でGIを優勝。ハービンジャーの血はコツがいるので、それを知っている育成者からGI馬が出る特徴もあります。

 また母父ハービンジャーのアーバンシック、レガレイラはいずれも父はスワーヴリチャード。母系にディープインパクトの母ウインドインハーヘア。

 父ハービンジャーのローシャムパークは母父がキングカメハメハ。母父ハービンジャーのベラジオオペラは父父がキングカメハメハ。

 これだけ似通った配合から複数のGI馬が出るのも、ハービンジャーは爆発力はあるものの、それを引き出すための育成方法、配合にコツが必要であり、今、そのノウハウが成熟してきたからにほかなりません。

 そして冒頭に申しました通り、有馬記念はハービンジャーの基礎種牡馬であるダンチヒの血にマッチしやすいレース。成熟期を迎えた血統が最適の舞台に多数出走。まさに機は熟した(有馬記念でハービンジャーの血を持つ馬が馬券になる)のではないでしょうか?

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の有馬記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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