今週末は有馬記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る有馬記念はダンチヒ系
有馬記念は「血統ビーム」オリジナルの血統系統タイプで「小系統ダンチヒ系」を4ライン小系統(父、母父、母母父、父母父)に持つ馬が走りやすいレース(血統系統はサイト「スマート出馬表」(無料)を参照)。
該当血統は2014年に母父ダンチヒ系のジェンティルドンナが4番人気1着。2016年に母父ダンチヒ系のサトノダイヤモンドが1着。2017年に母父ダンチヒ系のクイーンズリングが8番人気2着。2018年に父ダンチヒ系のブラストワンピースが1着。2020年に母母父ダンチヒ系のサラキアが11番人気2着。2022年3着のジェラルディーナは母がジェンティルドンナ。母母父がダンチヒ系。父系にも有馬記念勝ち馬のグラスワンダー。同馬の母父はダンチヒ。ダンチヒのクロスも持つ馬。
ダンチヒ系の血を持つ馬は過去10年で4勝、4番人気以下の人気薄も5回馬券になっています。なお、昨年は4ライン小系統(父、母父、母母父、父母父)にダンチヒ系を持つ馬の出走はありませんでした。
ダンチヒ系が有馬記念で強いのは、小回りコースでコーナーを何回も回ることと、何度も坂越えをするため。ダンチヒ系は欧州競馬と世界中の芝のスプリント戦の主流血脈。コーナーと坂で加速を繰り返す競馬は、ある種、スプリント競馬の連続でもあります。よってスプリント力に優れたダンチヒを持つ馬が強いのです。
今年の有馬記念で特に注目はハービンジャーの血を持つ馬。同馬はダンチヒ系の種牡馬。現役時代は、有馬記念よりもタフな坂越えをするイギリスのG1キングジョージVI世&クイーンエリザベスSを11馬身差の圧勝。レコードタイムで優勝。坂越え競馬で世界最高レベルのパフォーマンスを発揮。
その破壊力のある血は、今やJRAのGIを勝つためにも必要なスケールを強化する存在になりました。今年のJRAのGIでは産駒のGI勝利数がエピファネイアに次ぐ2位。母父としても2頭のGI馬を輩出。「父か母父としてGI馬を出した種牡馬」ではハービンジャーが最多勝。JRAの芝GIを勝つために最も重要な血に上り詰めた。といっても過言ではありません。
ハービンジャーの血がここまでの成功を収めることになったのは、当然、育む人のノウハウが成熟したから。血を育むのは人。
今年のJRAの芝GIレースを勝利したハービンジャーの血を持つ5頭中4頭はノーザンファームの生産、育成馬。また、上村洋行厩舎はベラジオオペラ、アルマヴェローチェとハービンジャーの血を持つ馬でGIを優勝。ハービンジャーの血はコツがいるので、それを知っている育成者からGI馬が出る特徴もあります。
また母父ハービンジャーのアーバンシック、レガレイラはいずれも父はスワーヴリチャード。母系にディープインパクトの母ウインドインハーヘア。
父ハービンジャーのローシャムパークは母父がキングカメハメハ。母父ハービンジャーのベラジオオペラは父父がキングカメハメハ。
これだけ似通った配合から複数のGI馬が出るのも、ハービンジャーは爆発力はあるものの、それを引き出すための育成方法、配合にコツが必要であり、今、そのノウハウが成熟してきたからにほかなりません。
そして冒頭に申しました通り、有馬記念はハービンジャーの基礎種牡馬であるダンチヒの血にマッチしやすいレース。成熟期を迎えた血統が最適の舞台に多数出走。まさに機は熟した(有馬記念でハービンジャーの血を持つ馬が馬券になる)のではないでしょうか?
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の有馬記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!