▲ミルコ騎手にフリームファクシの初ダート戦について直撃!(撮影:林真衣)
15日、初のダート挑戦ながらコールドムーンSを圧勝したフリームファクシ。前走からコンビを組み、ダートへの転向を進言したミルコ騎手に詳しくお話を聞きました。
管理する須貝尚介調教師との会話や、ダートで追い切った時の感触など、レースまでの裏側が明らかに! 「あんなに気持ちいい勝ち方は久しぶり」と振り返る、圧巻の走りと乗り味を証言いただきました──。
(取材・構成=森カオル)
ダートでの初追い切り時点で「もうすごい走りだった」
──12月15日の中京メイン、コールドムーンSは、ミルコさんが騎乗したフリームファクシの圧勝劇でしたね。2カ月半ぶりの実戦にして、59キロを背負っての初ダート、ものすごくインパクトがありました。
ミルコ 強かったねぇ。めちゃめちゃ強かった!
──ダートへの転向を進言したのは、ミルコさんだそうですね。
ミルコ ポートアイランドSの1週前追い切りで初めて乗ったときに、「もしかしたらダートのほうがいいかもな」と思って。
──それはどういう感触から?
ミルコ ん〜、やっぱり歩き方とか走り方とか…。でもね、今回はよかったけど、読みが外れることも多いよ。調教で「ダートっぽいな」と思っても、レースに行ってみたら走らないとか。成功ばかりではないです。
──須貝調教師も、最初は半信半疑だったそうで。
ミルコ 最初に僕が「ダートのほうが…」と言ったときは、「えッ!? ホントに?」って(笑)。でもすぐに