【ホープフルS予想】今年の2歳馬の育成で大成功を収めている厩舎に順張り
阪神JFでも朝日杯FSでも今年の2歳戦でキャリアハイの成績をマーク(2歳馬の育成で大成功)していた若手厩舎馬(松下厩舎・奥村豊厩舎・高柳大厩舎)が激走
2歳世代馬による事実上の頂上決戦の位置付けの一戦であるホープフルS。
ホープフルSに限らず、重賞戦から新馬戦まで含めた2歳戦全般において重視すべきポイントの一つに「育成の成否」があります。
あくまで全体的な傾向としてですが、その世代の馬についての育成が大成功している牧場や厩舎などに属する馬はトントン拍子に全面的な活躍が期待しやすい一方で、逆に育成が上手く行っていない牧場や厩舎などに属する馬は歯車を元に戻すのは容易ではなく軌道に乗るのには時間を要すためにその後も活躍が期待しづらいものです。
例えば牧場直轄の一口クラブだと年毎や世代毎によって育成方針や育成環境が変動することで、世代によって当たり外れが生まれることはザラにあり、最近だとノルマンディーオーナーズクラブでは15年生まれ世代は前後の年よりも勝ち上がり率が半減以下だったりもしました。
また、18年生まれ世代はノーザンファーム勢の当たり年で、実際に20年の2歳重賞戦線では札幌2歳SからホープフルSまで12レース連続でノーザンファーム生産馬が連勝するという記録的な活躍を見せていました。
その15年生まれ世代のノルマンディー勢は勝ち上がり率が低かっただけでなく、結局2勝クラスを勝ち上がったのもわずか1頭だけという出世率についても低かったですので、それらには“順張り”で育成失敗のノルマンディー勢を嫌うのが正解だったというわけです。
そして、20年は阪神JFはノーザンファーム勢のワンツー決着で、朝日杯FSとホープフルSに至ってはノーザンファーム勢のワンツースリー決着でしたので、それらも“順張り”で育成大成功のノーザンファーム勢を買うのが正解だったというわけです。