直近でデビューした予想家や、これからデビューを迎える予想家が自身の予想法などを紹介。『ウマい馬券』での活躍が期待されるスター候補に、本人自ら綴っていただきました!
みなさんこんにちは。Orfeです。
「Orfe」氏
今回は自己紹介と予想理論・予想ファクターの説明を中心にさせていただきます。
元々は血統をベースにした重賞予想を中心に展開していたものの、特別競走・一般競走と予想対象を広げるにあたり、予想の効率化を図るためにレースバイアス(以下RBと表記)を測る手法(予想理論『後出し回顧Log』)を確立させました。
予想ファクターであるRBとは展開・馬場など、レース結果に影響を与えたであろうバイアス(傾向の偏り)の総称で、最も影響が大きいと仮定している4角での位置取りを基に『内有利』『外有利』『前有利』『後有利』『フラット』の5つに分類しています。
これを基にレース後の回顧では『順バイアス』『逆バイアス』というRB基準と『1〜3着』『4・5着+5着とタイム差なし』・『それ以外』という着順基準をトータルし、暫定的に各馬を6段階(S〜E)でランク付け。
さらに、出走馬の次走好走率の高低を基準に、
次走好走率が高いグループ=RBに反して好走・凡走した馬たち
次走好走率が低いグループ=RBに恵まれて好走・凡走した馬たち
と仮定したうえで再分類し、RBを再評価します。
RBの再評価が奏効した一例として2024年目黒記念(GII)があります。
レース後の回顧ではスローペースで前有利なRBと判定。これを後方から追い込んで勝利したシュトルーヴェを評価する一方で、中団から差して届かなかったマイネルウィルトスやヒートオンビートといった実力馬に先着した2、3、4着馬は前有利なRBに恵まれたという暫定評価をつけました。
しかし、目黒記念組の次走成績を見るとGIとはいえ宝塚記念でシュトルーヴェ・ヒートオンビートが惨敗し、七夕賞ではダンディズムが馬券外と『後』のグループは次走巻き返すことができない状況が続いた一方、『前』のグループだったケイアイサンデラ・ナイトインロンドンは次走で自己条件に戻って、きっちりと好走しました。
これにより、実際はスローペースで馬群が凝縮し速い上がりを使える差し馬が恵まれた『後有利』なRBだったと再評価。
2着のシュヴァリエローズ、3着のクロミナンスを「RBに反して『前』のポジションにつけ好走した」と評価しなおしたことが10/06の京都大賞典(GII)【払い戻し:87,460円】と11/03のアルゼンチン共和国杯(GII)【払い戻し:197,700円】の的中に繋がりました。
このように各馬を次走成績に応じて再評価することが『後出し回顧』を名乗る所以で、これにより回顧の精度を保っているのが特長です。
最終的にこの目黒記念組は全馬次走を終え、その次走成績は『前』2-2-0-2/6に対して『後』0-0-1-6/7という結果になり、『後出し回顧』による再評価が正しかったことを証明しています。
続いて券種・買い目構築について。
レース単位の予想については、『前走高ランク馬』を軸に馬券を構成しますが、『前走高ランク馬』が複数頭出走しているレースもあるので、券種は固定せずに印を回した頭数とオッズに応じて買い目を決定しています。
最後になりますが、この予想理論を引っ提げ挑んだ、立川優馬氏主宰の競馬サロン『競馬と共に人生を歩むサロン』で行われた予想コンペティションでは、的中率35%・回収率109%と的中率と回収率を両立したうえで優勝。この優勝をきっかけに、かねてより目指していた場所である『ウマい馬券』へのデビューを果たすことができました。
今後も“的中率と回収率の両立”をモットーに活動していきますので、ぜひご注目ください。
(Orfe)
当コラムの次回更新は1月12日(日)18時予定です。