こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、中山競馬場で行われる中山金杯(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
地味に例年と変化している点も
まずはコースの特徴について。
中山芝2000mはスタート後100mから1、2コーナーの中間まで上りが続くこともあり、前半は緩めの流れになりやすいが、向正面のラスト1000m辺りから早めにペースアップすることが多く、ロングスパート勝負となって持続力が問われやすいタフなコースとなっている。
中山金杯においてもコース傾向通りの流れとなることが大半で、速いペースで逃げるタイプの馬がいたり、逃げ馬多数で激しく競り合ったりしなければ、概ね例年通りの流れとなるだろう。
次にレース傾向について。
前年の12月に使用されていたAコースから、Cコースに替わる初日に行われていたこともあってか、過去10年の3着以内好走馬の7割が4枠以内の馬であるように、内枠が断然有利であり、外枠(特に7、8枠)が好走するにはハードルが高いレースとなっている。
ただ、今年は例年と違い、Bコースでの開催となるので、そこまで顕著な結果にはならないかもしれないが、それでもコース替わり初日の開催ではあるので、基本的には内枠の方が有利となる可能性が高そう。
また、上でも述べたように、前半の流れが落ち着きやすいので、先行馬有利の傾向も強く、過去10年の3着以内好走馬のうち、19頭が3角6番手以内につけていた馬となっており、後方から運ぶ馬にとっては厳しいレースであることも頭の中に入れておきたい。
【上位人気想定馬ジャッジ】