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【中山金杯予想】中山金杯に強い血統ビームの馬は?

  • 2025年01月03日(金) 19時00分
今週末は中山金杯!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

欧州型ノーザンダンサー系に相性のいいレースも…


 昨年の当コラムにて有馬記念では「血統ビーム」オリジナルの血統系統分類が「ダンチヒ系」の血、なかでもハービンジャーの血に注目と分析。優勝は母父ハービンジャーのレガレイラ(血統ビームオリジナルの国別血統タイプは「スマート出馬表」にて無料公開中)。

 続くホープフルSも母父ダンチヒ系で欧州型ノーザンダンサー系のクロワデュノールが優勝。17人気で3着のファウストラーゼンの父も欧州型ノーザンダンサー系のモズアスコット。その父の母父はダンチヒ系のデインヒル。

 ダンチヒの代表産駒デインヒルはスーパーサイヤーで欧州の主流系統ですが、日本ではずっと父系として主流になれていません。また、デインヒルの血を継ぐ繁殖は、繁殖能力の高さと比較すると、ディープインパクトとの相性が今一つだったこともあり、デインヒルの影響を受けた馬自体も日本では主流になりきれていません。

 デインヒルの影響を強く受けた馬がJRAの競馬では主流になれないのは、日本と欧州では要求される能力の方向性が異なるからですが、JRAの競馬でも要求される能力の方向性も一定ではありません。

 先に述べたように年末年始の中山芝中距離重賞はダンチヒ系のなかでもデインヒルの影響を受けた馬が走りやすいトレンドが例年発生します。

 2024年の中山金杯も勝ち馬のリカンカブールは母父がゾファーニ。その父はハービンジャーの父と同じダンシリ。その父はデインヒル。血統ビームの国別血統タイプは、欧州型ノーザンダンサー系。

 3着マイネルクリソーラは父系にグラスワンダー。有馬記念を連覇した馬でその母父はダンチヒ。デインヒルの要素が問われるレースに強い父系で、その血を父系に継ぐモーリスの産駒はデインヒルの血が主流のオーストラリアで複数のG1馬を出しました。

 2023年の中山金杯も勝ち馬のラーグルフの父はモーリス。3着フェーングロッテンの母父は欧州型ノーザンダンサー系。

 2着クリノプレミアムの父はステイゴールド系のオルフェーヴル。同馬もデインヒルの血が得意な中距離レースを得意とする馬。オルフェーヴル自身もデインヒル系が得意な凱旋門賞を連続2着。そうなる理由はフランスのディクタスの影響を受けた馬だから。24年に3着のマイネルクリソーラもディクタスの血も持つ馬。

 昨年末と例年の中山金杯のトレンドからも、今年の中山金杯もデインヒルは注目血統。なのですが、父にデインヒル系の馬どころか、父欧州型ノーザンダンサー系の出走すらない状況。

 このような状況では、デインヒル系に「似たタイプ」の血統馬を探すのが「血統ビーム」のアプローチ(似たタイプを分類できるのも血統ビームの概念)。

 今年の出走予定馬で、注目の血統馬はクリスマスパレードとマイネルモーント。

 クリスマスパレードの父はキタサンブラック。昨年のホープフルS勝ち馬クロワデュノールの父。その父ブラックタイドも、産駒が当レースでも複数の馬券対象馬を出しました(フェーングロッテン、マイネルフロスト)。母父はブレイム。ロベルト系種牡馬。グラスワンダーと同系であり、欧州型ノーザンダンサー系が得意とするレースを得意とする産駒を多く出す系統。

 マイネルモーントの父はゴールドシップ。その父はステイゴールド。先に述べたように、デインヒルの血を継ぐ馬が得意なレースを得意とするタイプも出やすく、中山金杯でも2頭の勝ち馬を出しています(ウインブライト、ツクバアズマオー)。

 母の母父はシンボリクリスエス。父系はロベルト。中山芝2000mで行われた天皇賞(秋)を勝った馬で有馬記念も連覇。中山での強さの源泉は父系がロベルト系だから。と、血統ビーム的アプローチからは考えます。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の中山金杯予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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