中山金杯を制したアルナシーム(撮影:下野雄規)
あけましておめでとうございます。
今年も真摯にレース映像と向き合い、淡々と回顧をしていきます。少しでも皆様の予想の力になれるよう努力してまいりますので、本年も何卒よろしくお願いいたします。
それでは早速。今週は中山金杯の回顧です。
2025年1月5日 中山金杯舞台:中山 芝2,000m
勝ち時計:1:58.1
レースラップ:12.3 - 10.8 - 11.8 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 11.8 - 12.0
ペース:ややハイペース(58.7秒 - 59.4秒)
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:ややイン有利
【レースポイント】1. 前後半1000mが58.7秒 - 59.4秒とややハイペース
2. 道中は加減速が少ない完璧なペースで、後方勢は先行集団に取りつけない
3. ペースが速くても前で競馬した利点が大きく、脚質の有利不利はない
【レース概要】 逃げ、先行馬が多く揃った今年の中山金杯は人気2頭(クリスマスパレード、ホウオウビスケッツ)の逃げ争いでスタート。前後半1000mが58.7秒 - 59.4秒とやや速いペースになった。
道中は1ハロン11.9秒のまま全く加減速がない完璧なペース配分。これは後方勢が先行集団に取りつくタイミングがなく、直線までに馬群が縦長になりやすいパターン。よって前で競馬をしている馬が有利になりやすい。
よって今年の中山金杯はペースが速かったとはいえ、完璧なペース配分となったことで逃げ、先行馬にとって不利ではない。脚質的な有利、不利はなく、比較的能力が発揮されやすい競馬になった。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:アルナシーム 5点
中団の最内。道中はいつも通り折り合い欠きそうになるも、ペースが流れていたことで問題なし。3〜4コーナーは馬群の内をロスなく捌くと、直線は外から差し切っての勝利。
ペースが流れたこと、内からロスなくまわれたこと、展開が向いたことと