こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、中山競馬場で行われるフェアリーステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
持続力が問われやすい舞台で狙いたい馬は
まずはコースの特徴について。
中山芝1600mは外回りコースを使用し、1コーナー奥の引き込み線からのスタート。最初のコーナーである2角までの距離が短いので、終始外々を回らされて距離ロスが大きくなる外枠が不利となることが多く、また、2コーナー以降ずっと下り勾配で中盤のラップが緩まず、持続力が問われやすいコースとなっており、中盤が緩みやすい他場のマイルコースとは一線を画した舞台である。
次にレース傾向について。
過去10年の3着以内好走馬30頭のうち、11頭が4角9番手以下から追い込んできているように、差し馬の台頭が目立つレースとなっている。これは終始速いラップを刻んで先行馬が苦しくなったり、序盤が速くて中盤が緩むという差し馬が前に取り付きやすいラップになることが多いというのが主な要因だと推察される。
また、3歳牝馬にとって長距離輸送の負担は大きいのか、関西馬不振の傾向も顕著となっており、過去10年で【1-2-0-24】という厳しい結果が残っていることから、基本的には関東馬を重視する方向で予想を組み立てるのが得策と言えそう。
【上位人気想定馬ジャッジ】