こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、中山競馬場で行われる京成杯(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
末脚性能が問われやすい
まずはコースの特徴について。
ホープフルSや中山金杯の回でも述べたが、中山芝2000mはスタート後100mから1、2コーナーの中間まで上りが続くこともあり、前半は緩めの流れになりやすいが、向こう正面のラスト1000m辺りから早めにペースアップすることが多く、ロングスパート勝負となって持続力が問われやすいタフなコースとなっている。
次にレース傾向について。
上がり3F順位が3位以内の馬が圧倒的に強いレースで、過去10年の3着以内好走馬30頭のうち23頭がそれに該当しており、その中でも10頭は4角で2桁番手に位置していた。
つまり、序盤にどれだけ良いポジションが取れるかということよりも、終いにどれだけ良い末脚を使えるのかということの方が、このレースにおいては重要なポイントとなっている。
また、持続力が問われやすいタフなコースということもあってか、前走1600m以下から臨戦してきた馬の不振傾向が強く、過去10年で[0-1-0-17]という厳しい結果。
一方で前走2000m戦だった馬の好走が目立っており、特に当日3番人気以内となった馬は[4-6-3-6]ということで、非常に高い確率で好勝負になっている。
以上のことをふまえると、前走2000m戦で上がり上位だった馬を重視するのが得策と言えそう。
【上位人気想定馬ジャッジ】