【日経新春杯予想】上位人気の4歳馬と前走準オープン組が好走する傾向にあり
ヴェローチェエラは3連複の軸が理想か
日経新春杯は4歳馬が強いが、人気薄の4歳馬が激走することは少なく、上位人気の馬を狙うほうが良い。
今回はヴェローチェエラが売れそうだが、悩むとしたら昇級である点。ただ京都新聞杯でも3着しているし、そもそも日経新春杯は5、6歳馬であっても前走準オープン組が普通に好走するレース。さらに言えば準オープンを負けてきた馬が勝ち負けすることさえある。そう考えるとこの馬を嫌う理由はないだろう。ただ勝ち切れるかどうかは分からないので、ある程度人気がない馬と組み合わせて3連複で狙うのが理想だ。
4歳といえばメイショウタバルも本命候補に検討したい1頭だ。菊花賞はちぐはぐな競馬でなにもできず終わってしまった。ピンかパーかの逃げ馬だし、馬券に絡むとなったら逃げ切り勝ちが想定される。フォーメーションのどこに置くか悩まないという意味では扱いやすい馬だ。
サンライズアースとショウナンラプンタは例年だと狙いづらい「上位人気ではない4歳馬」なのだが、ともにクラシック掲示板組なので△くらいは回しておきたい。それぞれレース間隔は空いたが、このレースの過去10年では前走が日本ダービーという馬が2頭勝っている(アドマイヤデウスとヨーホーレイク)ので、間隔は気にしないでよいと思う。
古馬ではホールネスが売れそう。2200mも含め中京2戦2勝は強調材料。ただ一線級の牡馬に混じってもパフォーマンスが落ちないタイプかどうかはやってみないと分からない。安定味がある馬なので大崩れはないと思いたいが、個人的には軸というよりヒモに回したい馬だ。
ロードデルレイは中日新聞杯2着からの参戦。この馬はとにかく2200mがどうかで悩んでいるファンが多いことだろう。ただ距離をこなすタイプのロードカナロア産駒は2200mもこなしてくることが多い。距離だけで嫌うのは避けたほうがよいかと思う。
ヒモ穴として推したいのがマイネルエンペラーとタッチウッド。過去10年、前走準オープン勝ちの馬は[1-3-1-4]なのだが、4歳と5歳が[0-1-0-1]で6歳が[1-1-1-1]。遅い出世の馬もハンデ差があるためなのか、好走しやすい。