京成杯は2023年にソールオリエンスが勝ち、2024年にダノンデサイルとアーバンシックがワンツーしたことで、以前より素質馬が集まるようになりました。今年人気しそうなキングノジョー、パーティハーン、ガルダイアはいずれもGI馬の弟ですが、はたしてこれらの良血馬たちに馬券的妙味はあるのでしょうか? 馬券裁判男こと卍氏が開発した美味しさ指数「妙味度」を使って占っていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
2025年度版の妙味度によって見えてきたあの種牡馬の特徴
編集K3(以下、K3) 先週のシンザン記念は「儲かる軸馬」に該当したリラエンブレムが快勝しました。
卍 武幸四郎厩舎の休み明けとして話題に上がった他の2頭が来なかったときはどうなるかと心配しましたが(ブリックスラテ=15着、エピファランド=競走中止)、リラエンブレムが走ってくれてよかったですね。
K3 ただ、総合妙味度99.97のアルテヴェローチェを消したので、僕の馬券は外れました。
卍 14番人気3着のウォーターガーベラを拾えていただけに悔しいですね。
K3 1月24日に『中央競馬 妙味度名鑑 2025』が発売されるので、今週はバシッと当てて弾みをつけたいです。
卍 そうですね。切り替えましょう。
K3 今週は京成杯ですが、注目は予想1番人気のキングノジョーですよね。パレスマリスやジャスティンパレスの半弟で、新馬戦も楽勝でした。他にもパーティハーンはBCフィリー&メアターフを勝ったアウダーリャの全弟ですし、ガルダイアはアエロリットの半弟です。
卍 近年、京成杯がクラシックにつながるレースになったので、こういう良血馬も出てくるようになりましたね。
K3 血統で人気しそうな3頭をどう評価するかがこのレースのキーポイントになりそうです。
卍 なるほど。では、総合妙味度を見ていきましょう。