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日経新春杯を制したロードデルレイ(c)netkeiba
今週の平地重賞は京成杯と日経新春杯。
回顧では4歳馬が多く出走した日経新春杯を取り上げました。特殊なレースとなったため、細かく回顧していきます。
2025年1月19日 日経新春杯舞台:中京 芝2,200m
勝ち時計:2:09.8
レースラップ:12.2 - 11.0 - 11.3 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 11.4 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5
ペース:ハイペース(57.7秒 - 60.9秒)
風向き:影響なし
脚質:やや差し有利
馬場:フラット
【レースポイント】1. 展開は暴走したメイショウタバルによる超ハイペース
2. 離れた2番手以下も向正面から追い上げる超ロングスパート戦
3. 中京芝2200mらしい上がりのかかる消耗戦でやや差し有利
【レース概要】 今年の日経新春杯はBコース替わり初週。
先週より比較的速い時計が出るようになったものの、馬場の内側は荒れ気味。なんなら先週よりも馬場のキレイな外を回すメリットがあり、進路取りによる有利、不利は少ない馬場状態だった。
展開は予想通りメイショウタバルの大逃げで、向正面では1ハロン11.2秒~11.4秒とオーバーペース。離れた2番手でもやや速いペースになった上、各馬がメイショウタバルを早めに追いかける超ロングスパート戦。
相対的な評価では差し馬に展開が向いているが、実際には差し馬も早くからスパートをかけたことで厳しい展開になっている。中京芝2200mらしい上がりのかかる消耗戦だった。
芝2200mで道中のペースがここまで厳しいのは珍しく、2022年の宝塚記念を彷彿とさせる。2着以下に敗れた馬でも条件を変えたり、少しでも展開が変われば巻き返しに期待できると判断。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:ロードデルレイ 4点
中団のイン。道中は手ごたえ抜群で、直線までにもったままポジションを押し上げる。そのまま後続を寄せ付けず、2着以下を突き放しての圧勝。
見た目通り、ここでは能力が一枚抜けていた。上がりのかかる