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【AJCC回顧】ダノンデサイル一枚抜けた実績 ねじ伏せるように差し切っての勝利

  • 2025年01月27日(月) 18時00分
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とうけいば回顧

AJCCを制したダノンデサイル(撮影:下野雄規)



今週は奇才「のれん」氏を招いた特別授業も!




 今週は小倉牝馬ステークス、プロキオンステークス、アメリカジョッキークラブカップと3重賞。

 ここではダノンデサイルやレーベンスティールといった注目馬が揃ったAJCCを取り上げます。昨年とは変わって一気に芝中距離路線は世代交代の感がありますね。しっかりと回顧し、次のレースにつなげていきましょう。

2025年1月26日 AJCC

舞台:中山 芝2,200m(外)
勝ち時計:2:12.1
レースラップ:12.8 - 11.4 - 12.3 - 12.0 - 12.1 - 11.9 - 11.7 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.6
ペース:ややスローペース(60.6秒 - 59.6秒)
風向き:直線向かい風
脚質:フラット
馬場:フラット

【レースポイント】

1. 道中はペースが緩まない上、中山外回りらしくロングスパート戦
2. レース上がり3ハロン36.6秒は直線向かい風を考慮してもかなりタフ
3. 脚質、馬場はフラットで、上がりのかかる競馬での能力が純粋に問われた

【レース概要】

 逃げ馬が少なかったこともあり前後半1000mは60.6秒 - 59.6秒。直線が向かい風だったことを考慮すればややスローペースな競馬。ただし道中はまったくペースが緩まず、まくりも入ったことでキツいペース。中山外回りらしく早い仕掛けのロングスパート戦になった。

 レース上がり3ハロンが36.6秒とかなり時計がかかっており、ラストはバテバテの消耗戦。馬場は冬の中山開催らしく全体的に荒れておりフラット。脚質もやや前が有利なくらいで大きなバイアスはなく、タフな競馬での能力が純粋に問われる競馬となった。

 回顧のポイントは早めに仕掛けた馬がやや展開不利、追い出しが遅れた馬は恩恵を受けたと判断すること。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:ダノンデサイル 4点
 中団の外目。向正面でまくりが入り、ついて行くようにスパート開始。コーナーも馬群の大外から押し上げると、ねじ伏せるように差し切っての勝利。

 横綱相撲といった競馬で能力が一枚上だった。レース後半で長く脚を使うタイプで、

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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