こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、東京競馬場で行われる根岸ステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
距離短縮馬も活躍
まずはコースの特徴について。
東京ダート1400mは中央で唯一のオールダートの1400mコースであり、何と言っても501.6mある長い直線が最大の特徴。ただ、直線が長いからといって差し馬が断然有利かというと必ずしもそうではなく、3角までの距離がそれほど長くないので、特に下級条件ではペースが緩むことが多く、先行馬の台頭も目立つコースとなっている。
次にレース傾向について。
上で述べていることと少々異なってしまうが、このレースにおいては差し馬有利の傾向がかなり強く、過去10年の3着以内好走馬のうち16頭が4角8番手以下から追い込んできた馬となっている。
これは根岸Sが中央で年間3つしかないダート短距離重賞のうちの一つなので、本来1200mがベストであるような実績馬も多く参戦し、序盤からペースが上がるタフな展開になりやすいからだと考えられる。
また、タフな展開となるだけに、前走から距離短縮で臨んでくる馬の好走も目立っており、過去10年の3着以内好走馬のうち15頭がそれに該当していた。
以上のことをふまえて今年のメンバーを見てみると、ドンフランキーやメイショウテンスイといった速い先行馬がいてペースは緩まなさそうなので、例年通り距離短縮で臨む差し馬を重視するのが得策と言えそう。
【上位人気想定馬ジャッジ】