例年、少頭数ながら人気薄の好走が目立つきさらぎ賞。とはいえ、実力馬がすべて飛ぶことは少なく、軸馬選びが大事なレースと言えます。馬券裁判男こと卍氏が開発した美味しさ指数「妙味度」を使って、「儲かる軸馬」を探していきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
とにかく過小評価されやすい馬を狙う
編集K3(以下、K3) きさらぎ賞は面白そうなメンバーがそろいました。
卍 予想オッズを見ると、かなり人気が割れそうですね。
K3 全馬が初対戦ですからね。それぞれが強い相手と戦ってきているので、この世代の勢力図を読み解く意味でも注目の一戦です。各馬が戦ってきた相手をまとめるとこうなります。
ショウヘイ=マディソンガールの2着(0.1秒差)
サトノシャイニング=クロワデュノールの2着(0.1秒差)
リンクスティップ=ミッキーゴールドの2着(アタマ差)
クロワデュノールは最優秀2歳牡馬ですし、マディソンガールはリバティアイランドの妹で、姉に匹敵するぐらい強いんじゃないかと言われている逸材です。他にもミッキーゴールドは若駒S2着、ミニトランザットは京成杯3着、ランスオブカオスは朝日杯FS3着、ウォーターガーベラはシンザン記念3着なので、それぞれのレースのレベル評価にもつながりそうです。
卍 なるほど。能力比較が難しいから人気が割れているわけですね。ただ、競馬は強い馬が必ず勝つとは限りません。競馬で勝つためには強い馬を買うより過小評価されている馬を買ったほうがいいですから。
K3 そうですね。このコラムでは「過小評価されやすい馬を狙う」というスタンスは変えずにいきましょう。
卍 では、上位人気馬の総合妙味度を見ていきます。