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【京都記念予想】前走大敗馬の巻き返し条件

  • 2025年02月11日(火) 12時00分
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今年の該当馬は2頭


 京都記念は、前走大敗馬の好走があるレースだ。過去10年で見ると、前走10着以下だった馬の成績が[4-0-3-31]。もちろんこの中には単に最近不振が続いている馬もいるので複勝率は18.4%と高くはないが、4勝3着3回は馬鹿にできない存在である。

 ちなみに同じ古馬GII戦で見ると、2015~24年の前走10着以下だった馬は、日経新春杯で[0-1-2-47]、AJCCで[2-2-3-34]、中山記念が[1-1-2-39]、日経賞が[0-2-1-28]、阪神大賞典が[1-1-3-19]なので、京都記念における前走大敗馬はよく走っているほうと言えるだろう。

 もちろん、どんな前走大敗馬でもいいというわけではない。チャンスがあるのは前走GI組のみと言っていい。前走国内GIの10着以下だった馬だった馬が[3-0-1-10]、海外G1の10着以下だった馬が[1-0-1-0]、それを合算すると[4-0-2-10]なので、十分狙える範囲だろう。ちなみに前走国内GII以下で10着以下だった馬は過去10年[0-0-1-21]で、さすがに厳しい。

 今年の前走GI大敗馬は、ジャパンCで14着だったソールオリエンスと、香港ヴァーズ11着のプラダリア。ともに京都へのコース替わりはよさそうで、楽しめる選択肢になりそうだ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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