今年の該当馬は2頭
京都記念は、前走大敗馬の好走があるレースだ。過去10年で見ると、前走10着以下だった馬の成績が[4-0-3-31]。もちろんこの中には単に最近不振が続いている馬もいるので複勝率は18.4%と高くはないが、4勝3着3回は馬鹿にできない存在である。
ちなみに同じ古馬GII戦で見ると、2015~24年の前走10着以下だった馬は、日経新春杯で[0-1-2-47]、AJCCで[2-2-3-34]、中山記念が[1-1-2-39]、日経賞が[0-2-1-28]、阪神大賞典が[1-1-3-19]なので、京都記念における前走大敗馬はよく走っているほうと言えるだろう。
もちろん、どんな前走大敗馬でもいいというわけではない。チャンスがあるのは前走GI組のみと言っていい。前走国内GIの10着以下だった馬だった馬が[3-0-1-10]、海外G1の10着以下だった馬が[1-0-1-0]、それを合算すると[4-0-2-10]なので、十分狙える範囲だろう。ちなみに前走国内GII以下で10着以下だった馬は過去10年[0-0-1-21]で、さすがに厳しい。
今年の前走GI大敗馬は、ジャパンCで14着だったソールオリエンスと、香港ヴァーズ11着のプラダリア。ともに京都へのコース替わりはよさそうで、楽しめる選択肢になりそうだ。