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【C.ルメール×藤岡佑介】ルメール騎手が描く引退後の“セカンドキャリア”──「これまでとは全く違う方法」で目指す競馬への貢献/第4回

  • 2025年02月19日(水) 18時01分
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“with佑”

▲佑介騎手とC.ルメール騎手の対談はついに完結(撮影:桂伸也)


C.ルメール騎手と佑介騎手の対談は最終回。今回はジョッキーとしての目標と、引退後のセカンドキャリアを中心にお話を聞きました。

佑介騎手が考える目標には、タッグで凱旋門賞挑戦の構想も!?「これまでとは全く違う」新しい活動を模索しているルメール騎手ですが、日本の競馬ファンの多さは「最高の環境だよね」と語ります。 “競馬愛”に溢れたトップジョッキーが考える世界規模のセカンドキャリアの構想とは──。

前回はこちら▼
【C.ルメール×藤岡佑介】「間違いなく一番」GI・50勝超のルメール騎手が最もプレッシャーを感じたレースとは?/第3回

(取材・構成=不破由妃子)

「日本のシステムは世界一だと思う」世界を知るルメール騎手から見た日本競馬


──年明けのインスタライブで「目標はリーディングを獲ること」と宣言されていましたが、何度その座についても、やはりリーディングは一番のモチベーションですか?

ルメール そうですね。アスリートには目標が必要です。トップオーナーとトップトレーナーから依頼がある以上、リーディングには絶対にトライする必要がある。そういう立場だと思っています。もちろん、騎乗オファーが少なかったら難しいし、トライするとしても大きな目標にはならないけど、今の僕のポジションでは、絶対にトライしないといけない。

──ちなみに、MVJは狙わないんですか?

ルメール MVJは…(苦笑)。

佑介 狙うのではあれば、いっぱい乗らないと(笑)。

ルメール インポッシブル!

佑介 実際、騎乗数の項目では、クリストフ・ルメールよりカンタ・タグチのほうがポイント高いもんね(笑)。なんせ、クリストフと(川田)将雅はポイント0だから(騎乗回数16位以下は0ポイント)。

──8年半前の『with佑』を見返したら、「フランスではリーディングを獲れなかったので、日本でリーディングを獲ることが目標」だとおっしゃっていて。その目標は十分達成されたわけですが、その先の夢や目標はありますか?

ルメール 凱旋門賞を勝つこと。フランス人ですから、やっぱり勝ちたいです。それも日本の馬でね。勝ったら引退します。

佑介 引退宣言出た(笑)。

ルメール 冗談です(笑)。

──ビックリした(苦笑)。冗談とはいえ、“引退”の二文字が出たところで、セカンドキャリアについてはどう考えていらっしゃいますか?

ルメール いろいろ考えてます。何をやるか決めているわけではないけど、若いときからとにかく競馬が大好きね。だけど、競馬はちょっと難しい時期というか、アメリカやヨーロッパなどではけっこう問題があります。

佑介 人気自体がね、もう日本とは違う。

ルメール そうね。お客さんも少ないし、動物愛護団体のプレッシャーもすごい。競馬のイメージもよくないし、あまりお金もない。

──日本の競馬界には、馬券の売り上げという莫大な資金がある。根本のシステムが違いますよね。

ルメール そうですね。だから、僕の目標は

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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