【フェブラリーS予想】クロフネの血を持つ最初の勝ち馬となるか ガイアフォースの巻き返しに期待
ダートの時計勝負に見込みあり
昨年、初のダート挑戦となったフェブラリーSを、勝ったペプチドナイル(父キングカメハメハ)から0秒2差の2着に追い込んだガイアフォース(父キタサンブラック)に期待したい。
休み明けの前走のチャンピオンズCは、終始外を追走する展開になって凡走したが、一周する中京のダート1800mの外枠は、出足一歩だっただけに不利だった。
今回も外枠だが、東京ダート1600mの外枠は不利ではない。最近10年のフェブラリーSで馬番15番の馬が最多タイの3頭、同じく14番の馬も3頭連対している。
ガイアフォースに芦毛を伝えるクロフネ(父フレンチデピュティ)は、ダート2戦2勝。初ダートだった2001年の武蔵野Sダ1600mを驚異のレコード1分33秒3で9馬身差独走。続くジャパンカップダート2100m(現チャンピオンズC)も再び不滅のレコード2分05秒9で7馬身差の圧勝だった。
種牡馬になると大成功し、2007年から12年連続して総合種牡馬成績ベスト10位以内を守った。現在は2016年から今年(現在時点)まで、総合BMS成績は連続10年間、10位以内の名種牡馬だ。
ところが、クロフネの活躍産駒はソダシ、カレンチャンを筆頭に大多数が牝馬。母の父となってもクロノジェネシスなど牝馬が大活躍。それも関係してフェブラリーSも、チャンピオンズCも、クロフネ直父系の産駒が勝ったことはない。
ガイアフォースの母ナターレは、クロフネが送った活躍牝馬の1頭。公営重賞5勝を含めダート23戦7勝(芝2戦2勝)。産駒のガイアフォースはクロフネの血を持つ初のフェブラリーS2着馬となった。初ダートを克服してである。今年はクロフネの血を持つ最初のフェブラリーS勝ち馬となりたい。
これまで芝1600mに3回出走、1分31秒台が2度。ダートなら時計勝負が合うはずだ。
エース級がサウジアラビア、UAEのビッグレースに遠征しているため、GIなのに乗り替わる馬が9頭もいる接戦必至の力関係。単、複中心に連勝馬券は手広くいきたい。穴馬は音無厩舎のサンライズジパングと、差す脚が身についたドゥラエレーデ。