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【チューリップ賞予想】キャリア浅い+前走好走が理想

  • 2025年02月25日(火) 12時00分
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前走1勝クラス以上組の成績が示す傾向


 昭和の時代に比べると、いまの競走馬はレース数を消化しない傾向にある。才能のある馬は効率よく収得賞金を重ね、なるべく少ないキャリアで大レースに向かうのが普通となった。

 チューリップ賞も、キャリアの浅い馬が優勢という傾向がはっきりしてきている。

 前走新馬・未勝利組はキャリアが浅いのが普通(未勝利組でキャリアがあるのは単に能力が低い可能性もある)なので、今回は前走で1勝クラス以上の競走を走っていた馬だけを対象にしよう。

 過去10年の前走1勝クラス以上組についてキャリア別成績を見るとこうなる。

回収率向上大作戦


 キャリア2~4戦の成績はほぼ同レベルだがキャリア5戦だと勝率・複勝率がぐっと下がり、キャリア6戦以上の馬は馬券に絡んでいない。

 今年の登録馬は17頭で、そのうち新馬・未勝利組が4頭。残る13頭のうち4頭はキャリア5戦以上なので、それを軽視してしまえば買い目は組み立てやすくなる。

 キャリア2~4戦組にも「ただキャリアが少ないだけ」で前走内容が良くない馬もいるので、それも軽視できる。過去10年の前走オープン組を見ても、前走6着以下だった馬は[1-0-0-18]でエリザベスタワーが勝った以外は全滅。前走1勝クラス4着以下も[0-0-1-17]で厳しい。

 両方を組み合わせると、買うべき馬はそれなりに絞れてくるはずだ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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