こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、中山競馬場で行われるオーシャンステークス(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
開催日の変更もポイントに
まずはコースの特徴について。
中山芝1200mは外回りコースを使用し、スタートから500mほどで約4m下ることもあって前半からペースが上がりやすくなっており、また、直線では急坂も待ち構えているので、上級条件では特にスピードとパワーが高いレベルで問われるコースとなっている。
次にレース傾向について。
コース傾向通り前半のペースは流れるものの、基本的には先行馬有利の傾向が強く、過去10年の3着以内好走馬のうち15頭が3角6番手以内で通過した馬となっている。
これは重賞に出走するようなスプリンターは少々ペースが速くなっても問題無いレベルの追走力を備えているということが主な要因と考えられ、さらに今年から開催日も3日目から初日に移行したので、過度にペースが上がらない限りはこの傾向が加速する可能性が高そう。また、開幕週なのでロスなく立ち回れる内枠が有利になりそうなことも頭の中に入れておきたい。
そして、スピードとパワーが問われるコースということもあり、馬格のある馬が有利に働きやすく、過去10年で馬体重500kg以上の馬は[4-5-6-29]と上々の結果であり、反対に460kg以下の馬は[0-1-1-26]と苦戦を強いられている。
以上のことをふまえると、内枠に入った馬格のある先行馬を中心に予想を組み立てるのが得策と言えそう。
【上位人気想定馬ジャッジ】