中山内1800の重賞だからロベルトが強い。23年2人気1着スルーセブンシーズ(母父クロフネ)、5人気3着サトノセシル(母父オブザーヴァトリー)、22年15人気1着クリノプレミアム(母父ジャイアンツコーズウェイ)、21年7人気1着ランブリングアレー(母父シンボリクリスエス)、20年14人気2着リュヌルージュ(父モンテロッソ)と、毎年のようにロベルトの血を引く馬が激走する。比較的大型馬が強いレースで、過去5年の連対馬の平均馬体重は479キロ(過去5年の古牝馬重賞連対馬の平均馬体重は470キロ)。(解説:望田潤)
キミノナハマリア 母シャドウマリアはJRA1勝(芝2000)。母母パールシャドウはJRA5勝で産駒にサトノシリウスやサウスオブボーダー。近親にサンチャリオットS(英G1・芝8F)のマジェスティックロワなど。母父ヴィクトワールピサはアートハウスやオニャンコポンなどと同じ。そこにハービンジャーだからなかなか重厚な中距離血統で、芝で馬場が渋ると[3-0-1-1]で洋芝[2-0-2-0]。時計かかれば持続力が活きる。1800も[3-0-1-1]と良績があるが時計はかかってほしい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
コンクシェル マリーナやシンシアウィッシュの全妹で、近親にロッキンジS(英G1・芝8F)のベラードやアベイドロンシャン賞(仏G1・芝1000m)のキステナがいる牝系。母系にガリレオが入るキズナ産駒は、バスラットレオンやリラエンブレムなどよく走っている。母方の重厚な中距離体質が強く、オリオールの血を引くので馬群はNG。昨年の中山牝馬Sは49.6-11.9-47.5(稍重)とジワッとハナに立ち逃げ切った。ここも行く一手だろう。脚元を見ても馬場が渋るのはプラス。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎