【スプリングS予想】前走1勝クラス組が強いスプリングS
傾向が一変して上がり馬の好走率アップ
先週の続きのような内容になる。
先週書いたのは、「新馬・1勝クラス」と連勝した2戦2勝馬が春の3歳重賞に出走した場合、どのような結果が出ているかという話だった。
弥生賞では結果が出ていないが3歳春重賞全体だと悪い成績ではないので今年は変に嫌わないほうがよい、という結論にしたのだが、幸いヴィンセンシオが2着に入ってくれたのは御存知の通りである。
さて、今週はスプリングSだ。先週書いたようにスプリングSは「新馬→1勝クラス」の2戦2勝馬が強いレースである。過去10年だとキタサンブラック(スプリングS1着)、ホウオウビスケッツ(2着)、ベラジオオペラ(1着)、シックスペンス(1着)と該当4頭がすべて連対している。
実は、2014年以前はこの条件に該当する馬が全く走っておらず、馬券に絡んだ例はなんと1986年のサニーライトが最後。そのあと該当した8頭がすべて4着以下だった。
そこから傾向が一変したわけだが、この10年、収得賞金を既に確保した馬がプレップレースを使わず本番に行くようになり、そのぶんスプリングSで上がり馬タイプが好走しやすくなったのではないかと想像している。
そもそも、この10年は前走1勝クラスそのものが強い。[7-6-3-34]で馬券に絡んだ馬の半分以上を占めている。これも、前走オープン組が弱くなっている結果ではないかと想像している理由のひとつだ。
前走1勝クラス2~5着組(キャリア2戦に限らない)でも過去10年[1-2-1-12]。馬券に絡んだ馬は6、6、7、9番人気なので当たるとおいしい。
今回、新馬・1勝クラスの連勝馬はマテンロウバローズだけだが、勝って連闘の形で登録しているレーヴブリリアント、前走惜敗組のニホンピロデヴィン、フクノブルーレイクあたりまでシルシの対象として検討する価値がありそうだ。