
▲昨年はプログノーシスが優勝(撮影:高橋正和)
今週からは2回中京開催が開幕。前開催終了からは1ヶ月程度しか間隔が空いておらず、その前開催にあたる1回中京開催の芝も7割近いレースを馬場コンディション「稍重い」もしくは「重い」と判定していたように、路盤の状態が良くなかった。
ここ数年は1回開催から2回開催までの間で芝の張替えが行われているものの、今年は例年に比べてその範囲が明らかに狭い。
さらに今週は週中、週末ともに不安定な天気予報。開幕週から雨の影響をうけたなかでの開催になることが濃厚。
金鯱賞は2022年が1分57秒2と当時のコースレコードで決着。2024年も1分57秒6と速い時計も目立つレースだが、今年は重めの馬場コンディションが想定されるため、そのようなタイムにはならないだろう。
同時期に金鯱賞が行われるようになって以降、勝ち時計が2分1秒以上かかったのは2018年、2020年、2021年の3回。今年はこの3回に近い。
タフな馬場で行われる金鯱賞は「前有利」のトラックバイアスになりやすい。タフな馬場で行われた3回も全てトラックバイアス「前有利」。
3着内に好走した9頭のうち8頭は最初のコーナーを5番手以内で通過。6番人気以下で3着内に好走した5頭は全て最初のコーナーを3番手以内で通過していた。先行馬を狙いたい。

▲今週の推奨馬のデシエルト(c)netkeiba
デシエルトは近2走、芝2000mを使い逃げ切りで圧勝。どちらのレースも自身以外で最初のコーナー5番手以内で通過した馬は掲示板にすら載れていないように、道中が淀みなく流れていた。決して恵まれたわけではなく、価値の高い内容。今回は馬場状況に恵まれる可能性も高い。今回も好走するだろう。
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