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【ファルコンS予想】昨年はダンジグのクロスが1-3着 パワー&ピッチで急坂を駆け上がる

  • 2025年03月16日(日) 18時00分
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急坂の短距離戦らしくダンジグのパワーとピッチがモノを言うレース。24年はダノンマッキンリー(ダンジグ5×4)、オーキッドロマンス(ダンジグ4×5・5)、ソンシ(グリーンデザート5×4)と、ダンジグ系のクロスをもつ馬が1~3着。23年はタマモブラックタイ(父デクラレーションオブウォー)、カルロヴェローチェ(母父ロックオブジブラルタル)、サウザンサニー(父タリスマニック)。22年はプルパレイ(母父フサイチペガサス)、タイセイディバイン(牝祖オールフォーロンドン)、オタルエバー(母父リダウツチョイス)と、やはりダンジグの血を引く馬が1~3着を占めている。(解説:望田潤)


シルバーレイン
 クロノジェネシスの甥で、母ノームコアは香港Cやヴィクトリアマイルに勝った。牝祖ラスティックベルからはフサイチリシャールやフサイチエアデールなど活躍馬が出る。この牝系のエピファネイア産駒といえば重厚なビザンチンドリームがいるが、本馬は牝系のマイラーっぽさが強い体型・体質で、使われる毎にレースぶりも前がかりになってきた。鮮やか差し切りの前走をみても、今は1400ぐらいのほうがレースがしやすい感。ベスト距離は1600~1800あたりか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

チムグクル
 ゾンニッヒの全弟で、ジャカランダレーンのイトコ。母エンドレスノットはJRA4勝(芝ダ1200~1600)で、マカヒキやウリウリやウーリリの全姉にあたる。牝祖リアルナンバーはヒルベルトレレナ大賞(亜G1・ダ1600m)勝ち。父ラブリーデイは天皇賞(秋)やや宝塚記念に勝ちグリューネグリーンなどを出している。父系のキングマンボと牝系のフレンチデピュティやサザンヘイローが強いマイラー体型で、細身の牝馬だが非力さはなく機動力に富む。中京1400は合うイメージ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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