日曜の中山メイン、スプリングSでは皐月賞の優先出走権をかけて注目の素質馬たちが激突します。キャリアの浅い馬たちのなかで、中山コースを味方につけるのはどの馬なのでしょうか? 馬券裁判男こと卍氏が開発した美味しさ指数「妙味度」を使って占っていきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
今年の『妙味度名鑑』は発見がたくさん
編集K3(以下、K3) 先週の弥生賞は「儲かる軸馬」に該当したヴィンセンシオが2着に好走し、ファウストラーゼンもアロヒアリイも相手に入っていました。
卍 今回はちゃんと買えたんですよね?
K3 はい。3連複10350円を400円買っています。
卍 やはりミュージアムマイルを消していたので、合成オッズはそれなりに高くなったんですね。
K3 あと、弥生賞だけじゃなく、土曜の中山牝馬Sも痛快でしたよ。
卍 「関東遠征の牧浦厩舎」ですね。
K3 先々週、ここで「オーシャンS、中山記念、中山牝馬Sで、牧浦厩舎の3連発がある」と話していたじゃないですか。結果はこうなりました。
オーシャンS ヴェントヴォーチェ 5番人気4着
中山記念 エコロヴァルツ 3番人気2着
中山牝馬S シランケド 3番人気1着
卍 3連発は叶いませんでしたけど、十分すごいですね。
K3 「関東遠征の牧浦厩舎」とか、「M.デムーロ騎手への誤解」とか、今年の『妙味度名鑑』はいつもより発見が多いです。
卍 この調子を1年間キープしていきたいですね。
K3 では、スプリングSの予想をしていきましょう。このレースは少頭数ながら面白いメンバーがそろいました。
卍 予想オッズを見ると、4頭が人気を分け合っていますね。
K3 新馬戦をレコードで勝ちながら骨折で長期休養していたキングスコール、2億超えのフィエールマン産駒ダノンセンチュリー、ホープフルS13着からの巻き返しを狙うピコチャンブラック、2月デビューで2戦2勝のマテンロウバローズですね。妙味の観点からどの馬を軸にすべきか教えてください。
卍 はい。上位人気馬の総合妙味度はこのようになっています。