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【高松宮記念予想】変化してきた前哨戦の傾向

  • 2025年03月25日(火) 12時00分
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今年の該当馬は1頭だけ?


 高松宮記念が3月に行われるGIとなったのが2000年。それ以降昨年までに行われた25回のレースについて、前走レース別成績を調べると着度数上位は、

回収率向上大作戦


 となっている。これ以外の前走レースは、馬券に絡んだ馬を25年間で3頭以下しか出してない。

 これだけを見ると阪急杯が着度数では上位、シルクロードSが単複とも回収率が高く、オーシャンSは勝率・複勝率でかなり分が悪く、たまに出る複穴(25年間で15番人気以下の馬が3回3着している)で複勝回収率だけ上げているという感じだ。

 ところが直近の10年に限ると、

回収率向上大作戦


 で、シルクロードSのひとり勝ちになっている。昔は1走挟むのが普通だったが過去10年だと前走香港スプリントからの直行組が[2-0-1-3]とよく走ってもおり、ローテーションのあり方にも変化が起きているように思う。

 今年の登録馬に前走シルクロードS組はエイシンフェンサーだけ。あまり人気はなさそうだし、◎にとまでは言わないが、シルシを回してみる価値はあるのではないだろうか。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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