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【高松宮記念予想】突き上げ少ないメンバーだからこそ重視するファクターとは?

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  • 2025年03月26日(水) 12時00分
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こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、中京競馬場で行われる高松宮記念(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

スプリント戦の牡馬は年齢不問?


 冬が終わり太平洋側でも天気が崩れやすい季節になってきているとはいえ、高松宮記念は昨年まで5年連続で重か不良の馬場状態と毎年のように雨に降られている。

 過去10年で良馬場開催は3度あるが、その内ファインニードルが制した2018年は前日まで稍重の発表。当日もキックバックが飛び交っていたように馬場は緩く、直線も内を開けるような競馬となっていたのでまともな良馬場だったのは2回だけ。

 良馬場ならばGIでタイムトライアル的な要素もあるので内有利は揺るがないだろうが、雨の影響があれば2021年や2023年のように外有利の馬場になることもありうる。

 今年はというと、現時点の予報では木・金曜日に雨が降りそうだが競馬開催のある土日は晴れになりそう。最高気温が10度を少し超えるくらいと気温が上がらなさそうなのでどこまで乾くかだが、Bコース替わりでもあるのでコースの傾向通り内枠有利とみて良さそう。

 今年のメンバーはピューロマジックがドバイへ遠征したこともあり4歳馬が2頭と例年より少なく、別路線から距離短縮してくる組も広めに見てオフトレイルとバルサムノートくらい。

 既存勢力が力的に上位なのは揺るがなさそうで、人気も実績上位の6頭でそれ以下を少し離す想定となっているが、ルガル以外の5頭は6歳馬。競走馬の成長曲線を考えても5歳の昨年から大きく成長があるということは考えにくく、下降線に入っていても全く不思議ない年齢。

 しかし、スプリント戦の牡馬においては年齢を重ねても能力の減衰は緩やかで、複勝率ベースでみても7歳まで大きくは落ちておらず、年齢で人気を落とす分回収率は高くなっている。

のれんの腕押し

 この要因は諸説あるだろうが、個人的にはスプリント戦向きの頑強な筋力は年齢を重ねた方が身に付きやすいこと、そしてそれが身に付くだけの器がある大きな馬体は仕上げるのに時間がかかることが大きな要因だと考えている。スプリント路線最強格のサクラバクシンオーもロードカナロアも引退レースが一番強かったのは誰もが認めるところだろうし、産駒も共に晩成傾向。

 逆に牡馬に比べて筋肉量が増えない牝馬は天性のスピードで走るので、年齢を重ねるとそれなりに下降していくというイメージ。人気が高齢馬ばかりの今回は牝馬より牡馬を重視したい。

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人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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