
▲昨年はマッドクールが優勝(c)netkeiba
年明けからの1回中京開催の芝は7割近いレースは、馬場虎太郎が独自に判定している馬場コンディションが「稍重い」もしくは「重い」馬場。路盤の状態は良くなかった。
2回中京開催は前開催終了からは1ヶ月程度しか間隔が空いていないものの、開幕から思いのほか路盤の状態が悪くなく、当日の雨量が多かった3月16日の開催以外の芝は馬場コンディション「標準」と判定している。
最近は気温が上昇していて、野芝の成長が見込めるため、路盤の状態は先週までよりも良化する可能性があり、さらに今週からはBコース替わり。
今週末の天候は問題なさそうで、少なくとも先週と同等。それ以上に軽い馬場コンディションも想定される。
高松宮記念は過去10回遡っても、JRAの馬場発表が「良」だったことが3回しかない。雨の影響が残った馬場コンディションで行われていることが多かった。
今年の発表は概ね「良」となりそうで、決着タイムも近年のなかでは速くなるだろう。1分7秒台の決着も想定される。
過去10年の高松宮記念で勝ち時計が1分8秒未満だったのは、2016年と2019年の2回。この2回の勝ち馬はどちらも最初のコーナーを4番手以内で通過した馬だった。先行馬を狙いたい。

▲今週の推奨馬ルガル(撮影:下野雄規)
ルガルはこれまでJRAの芝1200mでは5戦2勝、2着2回。連対した4戦は全て1分7秒台で決着したレース。スピードに優れているため、速い時計の決着が向いている。
唯一、連対を外した昨年の高松宮記念は勝ち時計が1分8秒9と遅く、直後に骨折も判明したように、本来の走りができていない。度外視できる一戦。
昨年勝利したシルクロードS、スプリンターズSともに他の先行馬は脱落するような速いペースのなかで先行し、そのまま押し切る強い内容だった。昨年はレース中の故障もあったが、昨年とは全く異なる馬場になる。今年の馬場の方が合うだろう。改めて期待したい。
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