こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、中京競馬場で行われる高松宮記念。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
枠が大きなポイントに
まずはコースの特徴について。
中京芝1200mは向正面半ばからのスタートで、スタート後100m過ぎから直線入り口まで下り勾配であることから、序盤からある程度ペースが上がりやすくなっており、直線もJRAの芝1200mコースの中で1番長く、さらには急坂も待ち構えているので、1200m戦としてはタフさが問われやすいコース。また、3~4コーナーの角度も急なので、ロスなく立ち回りやすい内枠の馬が有利になるコースでもある。
次にレース傾向について。
コース傾向通り内枠有利の傾向が強く、過去10年の3着以内好走馬のうち18頭が4枠以内の馬だった。一方で6~8枠に入った馬は過去10年で3着以内が7頭と低調であり、雨の影響などで外有利の馬場になったり、先行して距離ロスを最小限にしたりしない限り、基本的には厳しいということを頭の中に入れておきたい。
また、スプリント戦らしく大型馬の活躍も目立っており、中でも前走馬体重520kg以上の馬が過去10年で[4-0-1-13]という好成績を残している。
以上のことをふまえて今年の登録馬を見てみると、何が何でも逃げたいという馬がいないので、ペースがそれほど流れなさそうであり、また、当日は晴れて良馬場での開催になりそうなことから、定石通り内枠の馬を中心に狙うのが得策と言えそう。
【上位人気想定馬ジャッジ】