今年からアーリントンCがチャーチルダウンズCに改称。施行日も2週繰り上がったが、NHKマイルCのトライアルという位置づけは変わらない(1~3着馬に優先出走権)。ロードカナロアをはじめとするキングカメハメハ系が強く、24年も勝ったのはルーラーシップ産駒ディスペランツァだった。いっぽうサンデーサイレンス系は16年レインボーライン(父ステイゴールド)を最後に勝ってない。取り上げたなかではアスクセクシーモア、モンテシート、ランスオブカオスが父サンデーサイレンス系。(解説:望田潤)
アスクセクシーモア エールレヴリーやセクシーフェイスの下で、母アイムオールレディセクシーはモデスティH(米G3・芝9.5F)勝ち馬。近親にシクスティセイルズH(米G3・ダ9F)のフラッシーアメリカン。父キタサンブラックはイクイノックス、ソールオリエンス、クロワデュノールなどを出し成功。母父レディーズイメージは早熟なマイラーでこの影響も強いが、キタサンブラック産駒らしい重厚なストライドで大箱1800がベストコースか。父中距離×母父マイラーだからここも前で受けたい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ジーティーマン ウィクトーリア、ブライトエンブレム、アストラエンブレムの甥で、母母ブラックエンブレムは秋華賞馬。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナ、アルナシーム、ディヴィーナと同じ。母系にヘクタープロテクターをもつモーリス産駒はメイショウソラフネやゼットレヨンなどよく走っている。周りに馬がいるとうなってしまうので、シンザン記念も東スポ杯2歳Sも最後は伸びきれない感じ。もう少し道中タメがきけばひと脚使えそうなのだが…。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎