トップジョッキー不在の影響と狙い馬
大阪杯はドバイWCデーと日程が近く、近年は戦力の海外流出が顕著。GI昇格を目指してレーティングを上げるためにノーザンFをはじめ大手牧場生産の有力馬が顔を揃えていた頃とは程遠い現状となっている。
また、ここからは先週の高松宮記念のコラムでも書いたことと繋がってくるが、今年は高松宮記念とドバイWCデーの日程が被っておらず、トップジョッキーの騎乗が叶ったコンビが複数いた。そして、高松宮記念の1、2、3着はJ.モレイラ騎手・C.ルメール騎手・川田将雅騎手という順。
一方、今週末の大阪杯はドバイWCデーと被っているため、C.ルメール騎手・川田将雅騎手・戸崎圭太騎手・坂井瑠星騎手らのトップジョッキーを欠く。例年の高松宮記念のように初GI制覇や久々のGI制覇が達成されても不思議ない土壌が整っていると言えるだろう。
併せて言えるのは元々のコンビで出走できない陣営がいて、代打騎乗も複数見られるということ。そこで今回は、大阪杯単体の傾向ではないが、GIにおける乗り替わり成績について改めておさらいしてみたい。
まずは、2015年以降のGIにおける継続騎乗と乗り替わりの差がこちら。
当然ながら継続騎乗の方が好走率は高い。ただし、複勝回収率においては乗り替わりが上回っている。これは、