大阪杯、気になる注目馬&騎手
先週の高松宮記念は例年にない良馬場となり、終わってみれば外枠有利の差し馬場に加え、モレイラ騎手の巧さが際立つものでした。
また負けはしましたが、結果的に内枠馬の1マッドクールが6着で6ルガルが7着。
馬場傾向&力通りの結果に映りました。
それにしてもサトノレーヴにおいては初めての左まわりもあってか、スタート後から所々戸惑うところもあったように見えますが、いつでも動けるようにエンジンを効かせるとともに、風の抵抗も考えての道中。
最後の直線は、前を行くママコチャの動きとともに進路があいてのゴーサイン。
もちろん川田騎手のママコチャの好騎乗振りにより窮屈に思える場面もありましたが、それに耐えたサトノレーヴの強さとともに、パートナーの存在の頼もしさもあっての勝利に映りました。また細かなところで言えば、返し馬にいってからの馬とのコンタクトが絶妙。
今回においては小さく輪乗りをしながらハミ受けをしていましたし、菊花賞時においてはテンションが高くなるタスティエーラをなだめ、それでいてレースでは消極的にならず攻めた騎乗。折り合い面に対しての絶対的な自信がないとできることではなく、あらゆる面において本当に巧いな~と思えるばかりです。
さぁそして今週はドバイに大阪杯。
私も深夜はフジテレビ中継に参加をし、大阪杯は現地からのパドック&ゲート前レポートを担当します。また今週から日曜日のサンスポでの連載が始まります。と言っても、17年に渡り夕刊フジで担当してきた「ヨモウマ話」の延長ということで、タイトルも「シン・ヨモウマ話」。
ただ通常の予想コラムと言うよりは、これまでの思いで話を交えてのもの。初回においては、世にウマ娘が誕生するにあたってもちかけられた相談内容や賛同した理由を中心に書いています。よかったら是非、手にとって頂けると嬉しいです。
さて大阪杯ですが、コース適性から言えば、ホウオウビスケッツとベラジオオペラ、デシエルトやエコロヴァルツとなりますが、今回は先行勢が多い点から追い込み勢にもチャンスがありそうな展開となりそうな気も…。そこをどう読むか? が鍵な気がしますし、流れ次第ではありますが枠を考えても向上面でステレンボッシュが動く可能性も考えられ、レース後、「やっぱりモレイラ騎手、上手いよね」という声が聞こえてきそうな気も…。
あとは前走で能力の高さを再認識したシックスペンスや、前走時から本格化したと思える体付きのヨーホーレイクなど気になるところ。
枠も出ましたし、もう少し考えての印となりますが、現時点ではコース適性からホウオウビスケッツ&ベラジオオペラ、ポテンシャルからシックスペンス、そしてモレイラ騎手のエスコートによるステレンボッシュの4頭に魅了されます。
それでは皆さん、ステキな週末をお過ごしください。ホソジュンでしたぁ。