【大阪杯予想】天気が読めず難解の様相 馬場適性を考慮した各馬の評価とは
ステレンボッシュには気がかりな点が
大阪杯は天気が悩ましいことになった。ファンの皆さんは直前の馬場を見て買えばよいが、GIは金曜には予想を決めねばならぬ我々としては、難しい状況である。
筆者が信頼している天気予報サービスでも、短時間に累計12ミリほど降るという予報から、未明から朝にかけて1ミリずつ8時間といった内容に変わりつつあり、なんとも見通せない。
もし良馬場以外になると、ステレンボッシュにとってははじめての経験。ましてこの馬はキレる脚が武器でもある。阪神の2連対は外回りでのものだし、京都とはいえ内回りの秋華賞で追い込みきれなかったのも少し気になる。モレイラの騎乗技術で全部克服するのかもしれないが、少し気がかりな人気馬でもある。
ベラジオオペラは昨年の覇者だし、馬場状態は不問のタイプ。位置が取れることはこのレースにおいて武器になるし、連覇の可能性もあると考える。天皇賞(秋)や有馬記念にしても一定の着差には収まっており、やはり地力はある。
デシエルトが外から来て内からホウオウビスケッツが突っ張ることになるかもしれないが、この枠なら3番手は取れるはず。それ以上は下げずに競馬を進められれば理想的だ。
シックスペンスは中山記念をレコード勝ちしてきた馬だし、良馬場でやれるほうが無難。現4歳世代は昨秋以降古馬重賞でよく走っているのでその点には期待したいが、距離延長などもあり100%の自信は持てない面もある。
ロードデルレイは逆に距離短縮だが、2000m実績はあるので問題ない。GIのレベルになってどうかというのは問題だが相手なりに走れるタイプだし、今回は超GI級が何頭もいるというメンバー構成ではないので通用してもおかしくはない。
ヨーホーレイクは、他の有力馬が苦にするという面で馬場が渋るのは歓迎ではないだろうか。阪神はデビュー戦以来で、当時は外回り1800m。内回り2000mで好走するためには取れるだけ位置を取りに行ったほうがよいかと思う。
ジャスティンパレスは掲示板止まりのレースが続いたが、地力があることは間違いない。大阪杯は先行タイプ有利なので展開の助けは必要だが、ここで久々の馬券圏内、ということはありえなくもない。3着用には警戒しておきたい。
とにかく雨が降ってほしいのはソールオリエンスだろう。稍重であっても上がり最速は出した前走を見るに、やはり馬場状態は重要。今回は人気もなさそうだが、雨が降れば降るほど話は変わってくる。