
▲ミルコ騎手がセラフィックコールと制したダイオライト記念を回顧(撮影:高橋正和)
久々の手綱に「また乗れたことも、勝てたこともうれしかった」
──シランケドで中山牝馬Sを制した4日後、今度は船橋でダイオライト記念を勝利。ミルコさんの手にセラフィックコールが戻ってきましたね。
ミルコ また乗れたことも勝てたことも、めちゃめちゃうれしかった! 馬は連覇がかかっていたから(2024年はムルザバエフ騎手が騎乗)、僕もけっこうプレッシャーがあって、ちょっと心配してたね。調教の動きはよかったけど、休み明けだし、「負けたらどうしよう…」って思ってた。けっこういいメンバーが揃っていたしね。
──そうですね。セラフィックコールはアウトレンジに次ぐ2番人気でしたが、6番人気までが単勝オッズで10倍を切る大混戦でもありました。
ミルコ そうでした。道中は和生(アウトレンジ6着)にやられるかな…とか考えながら、「あ~怖い怖い」と思いながら乗ってた(笑)。
──縦長の展開のなか、セラフィックコールは中団。毎度ながら、けっこう追い通しでしたね。
ミルコ めちゃめちゃ押してた。ずーっと追ってた。疲れた(笑)。でもね、あれでもいつもよりは行きっぷりがいいほうだったと思います。僕が初めて乗ったとき(2023年9月18日・JRAアニバーサリーS1着)なんて、全然進んでいかなかったから。
──以前はゲートも課題でしたが、スタートも互角で。
ミルコ この中間は、ちょっとイライラしていたって寺島先生が話していて、僕もちょっとその点は心配していたんだけど、