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【福島牝馬S予想】荒れる牝馬重賞、平均馬連6884円 サドラーの血が波乱の目に

  • 2025年04月13日(日) 18時00分
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福島で行われた福島牝馬S(21年は新潟での施行)は、19~24年の計5回の間において1人気[1-1-0-3]2人気[0-1-1-3]、平均馬連配当6884円、平均3連複配当134896円となかなかの荒れ模様。ステラリア(23年8人気1着)、アナザーリリック(22年3人気1着)、デンコウアンジュ(19年4人気1着)、キンショーユキヒメ(18年7人気1着)と、サドラーズウェルズの血を引く馬が毎年のように美味しい馬券になっている。取り上げた5頭にサドラーズウェルズの血を引く馬はいないが…。(解説:望田潤)


アドマイヤマツリ
 ローレルアイリスの姪で、母アドマイヤナイトはJRA4勝(芝1200~1400)。牝祖シーズライクリオからはロコポルティやサダムグランジュテなどが出る。父キタサンブラックは年度代表馬でイクイノックス、ソールオリエンス、ウィルソンテソーロなどを出し成功。牝駒の出世頭はラヴェル。典型的な「父中距離×母短距離」の1800の先行型で、前走スピカS勝ちを見てもコーナー4つ1800はピッタリの印象。あとは重賞級との力関係ということに。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

シンリョクカ
 インターミッションの下で、ダノンシャークの姪で、スペチアーレのイトコ。母レイカーラはターコイズSなどJRA5勝。サトノダイヤモンド産駒で母系にカーリアンが入るのはサトノグランツやスズハロームと同じで、父にナスキロ柔さを付与できるので成功している配合だ。サトノダイヤモンド産駒なので鋭い脚はなく、新潟記念やエリザベス女王杯のように先行踏ん張る形で。昨年の中山牝馬Sは3番手から流れ込んで3着。

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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