
▲山本昌がノーザンファーム早来を徹底取材(写真提供:POG直球勝負2025-2026)
元・中日ドラゴンズの投手として活躍し、一口馬主としてもシャフリヤールで日本ダービーを制するなど、多才な活躍を見せる山本昌氏が、ノーザンファームを徹底取材!
今週発売された『POG直球勝負2025-2026』誌面に掲載しきれなかったこぼれ話を、netkeibaコラムにてレポートします。
4月30日(水)にNF空港編も公開予定です。
(取材=山本昌/構成=松山崇)
「エンブロイダリーと同じ道を辿ってくれるのでは」一番星候補は?
3月上旬に、『POG直球勝負2025-2026』の取材でノーザンファームに行ってきました。午前午後にわけて丸2日間。その合間に出資馬を見学したり、シャフリヤールに再会したりと非常に濃厚な時間を過ごさせていただきました。まずは、取材にご対応いただいた皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。
ノーザンファーム早来、ノーザンファーム空港の各厩舎をまわり、1〜3頭ずつ取材したのですが、厩舎長の方がたくさんお話ししてくださるので、いつも時間が押し気味になります。編集担当の方に聞いたところ、取材を文字に起こすと、それぞれ20000字以上になるとか。実際に誌面に載るのはこの半分以下です。
ということは、私と厩舎長のやり取りの半分以上がボツになっているということ(笑)。それはあまりにももったいないので、この場を借りてレポートさせていただくことになりました。名付けて『山本昌のノーザンファーム取材外伝』です。
取材初日はノーザンファーム早来。天候を心配していましたが、太陽も姿をみせる好天となりました。
最初に取材したのが石井厩舎。誌面で取り上げた馬を「東のエース」と表現されていましたが、そうなると「西のエース」が気になりますよね。それが
マラコスタムブラダの2023(父キズナ・牡)。この馬はキャロットクラブの募集時にはサイズが小さかったことであまり人気にならなかったそうですが、石井厩舎長は「かなりいいです!」と言い切っていました。レシステンシアやグラティアスの背中を知っている方の評価なので、信頼していいでしょう。出資された皆さん、期待できそうですよ!