
▲OP入りを果たしたシヴァースとミルコ騎手のコンビ(c)netkeiba
4月6日、大阪杯の1つ前のレース、夢洲ステークスを制したミルコ騎手とシヴァースのコンビ。この勝利でいよいよオープン入りを果たしました。
前走のアメジストステークスが悔いの残る一戦だったようで、今回は「絶対に勝ちたかった」と振り返るミルコ騎手。失敗を取り返す見事なエスコートで白星を挙げました。一度のミスで乗り替わりとなることもある厳しい競馬の世界。そんな中、自身を応援し、乗せ続けてくれる佐々木主浩オーナー夫妻に感謝の気持ちが溢れます。「まだまだよくなりそう」という相棒との今後の展望や、次走しらさぎステークスへの意気込みなどを語ってくれました。
(取材・構成=森カオル)
Q「夢洲Sのシヴァース、強かったです! いよいよオープン入りですが、シヴァースといえば、6歳まで息の長い活躍をしたヴィブロスの息子さん。まだまだ強くなりそうな感触はありますか? ずっと応援している馬なので、ぜひミルコさんとのコンビでGIを勝ってほしい!」(mana1212さん)
ミルコ シヴァース、本当に勝ってよかった…。僕、前回の東京は失敗しちゃって、めちゃめちゃ恥ずかしい思いをしたから。
──前走のアメジストS(9着)は、前半タイトな競馬になって、馬がかなりエキサイトしてしまった。
ミルコ そうです。シヴァースのペースで走らせてあげられなくて、直線では「今日はもう頑張りません。ヤダ!」ってなっちゃった。僕、本当に落ち込んだね。だから、この前の阪神は絶対に勝ちたかった。前回とは道中のリズムが全然違ったね。展開次第では1800mまで大丈夫だけど、やっぱり1600mが合うのかもしれない。
──表彰式では、みなさん満面の笑顔で。ミルコさんのとってもうれしそうな顔を見て、なんか安心しました。
ミルコ ものすごくうれしかったし、あの〜なんだっけ? キャラクターがきていて、すごく賑やかだった(笑)。
──万博の公式キャラクターのミャクミャクですね(笑)。
ミルコ そう、それ! でもね、シヴァースで勝ったときは、いつもお祭りみたいに明るいの。オーナーの佐々木さんと奥さんが、僕のことをめっちゃ応援してくれてるから。今回もパドックで挨拶をしたんだけど、「ミルコ! 楽しんで乗ってきてください!」って言ってくれてね。 2月の東京であんなに下手くそな乗り方をしたのに、そんなふうに言ってもらえると思わなかった。

▲満面の笑みがこぼれた口取り(c)netkeiba
──器がデカいなぁ。
ミルコ 一回失敗するとクビになることも多いのに、本当にハートが大きいです。佐々木オーナーと奥さんは、