◆7/29新潟・新馬
レース結果
レース映像1着
ニシノカムシン(牝)
父Mark of Esteem、母ラニーンアルワタール(その父Sadler's Wells)
【評価】B
【適性】芝ダ・1600~2000m
Mark of Esteemは英2000ギニー馬で今年の英ダービー馬Sir Percyの父。「NasrullahとPrincequillo」をクロスするDarshaan産駒で斬れるマイラーでした。DarshaanはMill Reef系のなかでも日本向きの鋭い斬れ味を伝える血で、サニングデール、タイキブライドル、モエレジーニアスなどが母の父にDarshaanを持っています。またDarshaanとSadler's Wellsの組み合わせはHigh Chaparral(英ダービー)、Ebadiyla(愛オークス)、Yesterday(愛1000ギニー)、Islington(ヨークシャーオークス)など欧州では有名なニックスで、特に牝馬らしい斬れ味を引き出す効果があるようですね。本馬は近親にBCターフのNorthern Spurなどがおり母系はかなりスタミナ色濃いのですが、牝馬ということもあり主に父系の斬れ味を受け継いだようで、いかにも東京や新潟の1600~1800mで鋭く斬れそうなタイプです。
◆7/30新潟・新馬
レース結果
レース映像1着
ニシノコンドコソ(牡)
父カリズマティック、母ニシノチャペル(その父サッカーボーイ)
【評価】C
【適性】芝ダ・1600~2000m
ニシノドコマデモ、ニシノイツマデモの半弟。母のニシノチャペルはPrincely GiftとMill Reefを引くので柔らかなストライド走法を産駒に伝えるのですが、この馬は父系のStorm Birdが強い体型で兄たちと比較すると少しモコモコ走ります。1800mベスト。
◆7/29函館・未勝利
レース結果
レース映像1着
マイネカンナ(牝)
父アグネスタキオン、母タカラカンナ(その父サッカーボーイ)
【評価】C
【適性】芝ダ・1400~1800m
母の父サッカーボーイですから、アグネスタキオンにPrincely Giftが入る成功しやすい配合(ロジック、ワイキューブ、トーホウアモーレ、エイシンチョーテンなど)。タキオン産駒は少し前駆が窮屈な走りをすることが多く、Princely GiftやGrey Sovereignなど柔らかなNasrullahの血を注入することでこの弱点を補うことができるのです。この馬もロジックのように前脚がきれいに伸びますが、ガサがない牝馬でまだ全体に非力ですね。今後のパワーアップが望まれるところです。
※【評価】はA~Eの5段階