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【オークス予想】血統ビーム流・オークス構文

  • 2025年05月23日(金) 19時00分
今週末はオークス!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

ハービンジャー、キズナ、エピファネイア産駒に注目


 先週のヴィクトリアマイルは、最終予想のウマい馬券で本命のアスコリピチェーノが1着。相手本線(○▲)のアルジーヌ、クイーンズウォークが4、2着。

 相手本線のアルジーヌ、クイーンズウォークは、先週の当コラムで取り上げた馬。そのアプローチは「前週の同コースGI、NHKマイルCで恵まれた血統を狙う」極めてシンプルなもの。今週末のオークスもシンプルなアプローチで有利な血統馬を導き出せば馬券の正解も近い予感はします。

 昨年のオークスも先週のヴィクトリアマイル同様のシンプルなアプローチで3点以内で的中。昨年のウマい馬券で公開した最終予想は本命チェルヴィニア(1着)。対抗ステレンボッシュ(2着)、3番手ライトバック(3着)。買い目も4頭以外は無印。

 チェルヴィニアの父はハービンジャー。過去のオークスでも複数の馬券対象馬を出していた種牡馬。ステレンボッシュの父エピファネイアもオークス馬デアリングタクトを出していて、母父も同じキングマンボ系。3着のライトバックの父キズナは、3年前に同産駒のハギノピリナが16人気で3着に激走。意外と知られていないんですが(笑)過去の同一レースで馬券になっている馬の種牡馬と同じ種牡馬の産駒を狙うアプローチは有効なのです。

 そして今年の3歳世代は昨年の3歳世代よりも一層、キズナ、エピファネイアの質が上がっています。なぜ産駒の質が上がるかというと、種付け料が昨年の3歳世代よりも上がっているから。

 当たり前の話…いや、意外と知られていないんですが(笑)種牡馬の種付け料が上がると、繁殖の質も向上します。特に種付け料が上がる種牡馬の産駒は、育成ノウハウが年を追うごとに向上しやすくなります。競馬は農業なのです。今年のオークスのキズナ、エピファネイア産駒はすべて4人気以下になりそうで、馬券妙味も見込めます。

 昨年の勝ち馬を出し、過去5年でも2頭の馬券対象馬を出しているハービンジャーの産駒は、アルマヴェローチェのみ。

 昨年の2着馬の父エピファネイアは三冠牝馬デアリングタクトも輩出。今年の3歳世代のエピファネイア産駒は昨年の世代よりも種付け料は500万円増え、今年は1000万円に倍増。今年はエリカエクスプレスが出走。

 昨年の3着馬の父キズナの産駒も種付け料がほぼ倍増。昨年の世代は600万円で今年は1000万円。種付け料の高騰とともにGIへの出走頭数も増加。今年は過去最大の5頭がエントリー。

 この5頭のなかで、さらに注目するなら、ノーザンファーム母体のクラブが所有している馬。同系列のクラブ所有馬は3年連続でオークスを連対中。クラブはより優れた繁殖牝馬を自社で所有する目的のためにも作られています。特にノーザンファーム生産の牝馬はその狙いが明確、かつ的確。クラブ生産馬の方がより産駒の質は高い傾向にあります。そういえば、先週のヴィクトリアマイルも牝馬限定GI。ノーザンファーム運営のクラブ所有馬が1、2着を独占していました。

 今年出走するキズナ産駒のなかで唯一のノーザンファーム系列のクラブ所有馬がブラウンラチェット。母父コングラッツは昨年のダービー馬ダノンデサイルの母父でもあります。兄はフォーエバーヤング。近親のゼンノロブロイは同コースGIジャパンCも勝ち、産駒もサンテミリオンがオークスを優勝。当コースGIへの実績もある母父、牝系です。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のオークス予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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