こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。
今週YUTA氏が注目したのは、小倉競馬場で行われる北九州記念(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
開催序盤というのもポイント
まずはコースの特徴について。
小倉芝1200mは2コーナーポケットからのスタートで、3コーナーまでの距離が約480mと非常に長いうえに、スタートしてから終始下りが続くこともあり、前半からかなりペースが上がりやすいコースで、スプリント戦らしいスピード勝負となって先行馬が有利になりやすくなっている。
次にレース傾向について。
2019年以前は開催終盤の4週目に行われていたり、2021、2022年は京都競馬場改修の影響で変則日程となっていたので、ここでは今回と同じ開催序盤に行われた2021、2022年のCBC賞と2020、2023、2024年のこのレースの傾向を参考にしていくが、これらの年では開催序盤らしく先行馬の活躍が目立っていて、3着以内好走馬15頭のうち9頭が3角6番手以内に位置していた馬であり、特に逃げた馬は5年で4勝2着1回と抜群の成績を残している。
また、枠順別成績を見てみると以下の表のようになる。
全体的に見ると大きな差はないものの、開催序盤で内が使える馬場ということもあり、距離ロスが堪えやすい8枠の好走率は低くなっていて、また、7枠からも3頭馬券圏内に来てはいるものの、逃げ馬であったり、13頭立てだった年の好走馬なので、フルゲートになった際の外枠は位置を取ってロスなく運べそうな馬でない限り、基本的には割り引いて考えたほうが得策と言えそう。
ただ、先週は夏の小倉の開幕週としてはそれほど時計が速くなく、差し馬の台頭も比較的多かったので、当日の馬場次第にはなるが、先行馬の活躍が例年よりも目立たなくなるかもしれないということは頭の中に留めておきたい。
【上位人気想定馬ジャッジ】