競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに七夕賞出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
シリウスコルト美浦・田中勝春 牡4

▲7月2日撮影(c)netkeiba
田中勝春厩舎に転厩して2・1・1着。新潟大賞典は出たなりの形からスローの逃げ、後続を2馬身突き放し重賞初制覇を決めた。もともと力のあった馬だが、前が強い姿形からトモ周辺の筋肉量を増やしてバランスが良化し本格化した。今回も四肢をそろえて力強い立ち姿を誇示している。中間の調整も熱心かつ好内容。体は引き締まり肌も輝いて見せる。
シルトホルン美浦・新開幸一 牡5

▲7月2日撮影(c)netkeiba
脚が長く背丈はあるものの、胴が短くて前が強い体つき。距離はマイル〜1800mが似合っており、前走ジューンSで2年ぶりの勝利を挙げた。体に締まりがないようにも見せるが、もともとがこのような体型。体調の変動は少ない傾向で、間隔が詰まるローテーションも苦にならず1週前は活発な走り。福島は23年のラジオNIKKEI賞でエルトンバローズの2着と結果も出している。
ドゥラドーレス美浦・宮田敬介 牡6

▲7月2日撮影(c)netkeiba
格上挑戦の菊花賞で4着した実力馬が、屈腱炎から立ち直り完全復活。