
▲米遠征3週目を迎えたミルコ騎手が近況を報告(提供:M.デムーロ騎手)
渡米3週目にしてようやくイタリアから家族が合流したというミルコ騎手。肝心の家はというと未だ見つけられていないどころか、探そうとすると住まわせてもらっているホセ・ヴァルディヴィアJr.騎手がまさかの理由で怒るので探せていないのだとか。その理由とは一体──。
また、競馬の面でも米国2、3勝目を挙げ、関係者からの信頼を得られ始めていると手応えを口にします。なかでも、かつての米国修行時からの付き合いがあるという調教師たちとの勝利は格別だといい「本当によかった!」と喜びを爆発。そんな勢いに乗り始めた米遠征3週目の近況を報告してくれました。
(取材・構成=森カオル)
芝のレースの依頼が多かったが「雰囲気が変わってきた」
──8月2日の6R(一般レース・ダ1100m・バーボンアンドジンジャー)で2勝目、翌3日の4R(一般レース・ダ1600m・ビッグワニート)で3勝目をマーク。ミルコさん、絶好調ですね。
ミルコ ありがとうございます! いやぁ、よかったよかった(笑)。しかも、3勝目の馬はめっちゃ強かった! 2着に6馬身? 7馬身? とにかく楽勝でしたね。
──後方から内を突いて上がって、直線は突き放す一方でしたね。強かった。
ミルコ 前半は「どこ行く? どこ行く?」っていう感じでスペースがなかったんだけど、内に進路が取れてよかったです。上がって行くときも引っ張ったままの手応えだったね。
──ビッグワニートはパパプロドロモー厩舎の管理馬。この厩舎からの依頼も多いですね。
ミルコ パパプロドロモーは、イタリアの隣のギリシャ出身の方で。僕が25年前にアメリカにきた頃からの知り合いです。当時はまだ