南関東3歳馬の祭典『東京ダービー』はJRAで3歳500万下条件を勝って直ぐに移籍した
バルダッサーレが7馬身差圧勝。この東京ダービーが南関東競馬での初出走。
一方、関東オークスは地方競馬で重賞2勝後にJRAに移籍し、JRAでは未勝利だった
タイニーダンサーが勝利。こちらも2馬身半差の完勝だった。
勝った馬、騎手、厩舎関係者には敬意を払いつつも、この結果には違和感を覚えた。
他のジョッキー、調教師などはこの事についてどう考えているのか知りたかった。
そんな時、ちょうど当サイトの帝王・的場騎手密着コラムで的場さんから下記の様なコメントがあった。
『勝った馬は本当に強かったです。だからこそ、地方側としては悔しい限りです。中央の500万を勝ったばかりの馬が来て、
南関東のオープンをあっさり勝って行ったんですから。2年前のハッピースプリントだったり、
何年か前のボンネビルレコードやフリオーソ、ナイキジャガー辺りがいるようなメンバーだったら簡単には勝たせないですよ。』
正直にそうなんだろう。他の騎手・調教師皆さん受け止め方に差異はあれ悔しかったに違いない。
南関東の最高峰東京ダービーをあえて”南関東のオープン”と表現してるところに的場さんのプライドを
激しい悔しさを感じずにはおれない。
少し話が代わるが、野球でも日本で偉大な実績を残した野茂やイチローでも大リーグに行けば
初年度は新人。野茂は新人王を貰い、イチローは『新人として初の・・・』と言う記録を作った。
同じ野球でも、組織が別ならスタートは別。その組織に加入した時点がスタートなのだ。
馬主の伊達さんは東京ダービーに人一倍思い入れが有ったといった趣旨の話を聞けば
無下に批判はしたくないが、それでも賞金の高い中央で少しお小遣いを稼いで、直ぐに地方の
しかも地方馬限定のオープン競争に出走するのはフェアではないと言わざるを得ないのではないか。
今回の南関東のダービー、オークスの結果がこの問題に一石を投じてくれる事を願う。
僕は中央競馬が好きだ。そして同じくらい地方競馬が好きだ。
でも両者の垣根を無理に近づけて欲しいとは思わない。
馬も騎手も地方が中央の2軍みたいになるのはごめんだ。
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