競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにセントウルステークス出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
トウシンマカオ美浦・高柳瑞樹 牡6

▲8月27日撮影(c)netkeiba
重賞5勝の実績を誇り当レースの連覇がかかる一戦。昨年とは違い今年は阪神コースで行われるが、阪神芝千二は2戦2勝の実績を誇る。1週前追いは相変わらず攻め駆け馬らしいはつらつとした動きは示し、この馬らしい緩みのないフォルム。いつもよりかなり後肢を流したポージングだが、後肢の置く場所は安定しないタイプで不安になるほどではない。力の出せる態勢だ。
ウイングレイテスト美浦・畠山吉宏 牡8

▲8月28日撮影(c)netkeiba
2年前のスワンS以降は勝利こそないが、GIII戦で2度の2、3着があり8歳でも衰えは感じさせない。また1週前追いは、少し促すと反応良く上々の伸び脚を発揮し、好調時と大差のない走り。トモのボリュームは十分だが、それ以上に目立つのが肩から前腕のたくましさ。このあたりがスピードと先行力を生かすスタイルの源だ。あばらを見せて態勢は整っている。
アブキールベイ栗東・坂口智康 牝3

▲8月27日撮影(c)netkeiba
3歳限定の葵Sのうまくいったきらいはあるが、