
▲松永晴太調教助手にお話を伺いました(撮影:大恵陽子)
GI・秋華賞に向けた重要な前哨戦の一つ・ローズS(9月14日、阪神芝1800m)が行われます。3連勝でここに臨むのはミッキージュエリー。母・ミッキーチャームは7年前の秋華賞でアーモンドアイ相手に逃げて粘りに粘って2着に入り、古馬になってからは重賞2勝を挙げました。
その母と同じ厩舎からデビューしたミッキージュエリーは、調教前後のやる気に満ち溢れた雰囲気が似ているのだとか。ローズSを前に、中内田充正厩舎・松永晴太調教助手に伺いました。
(取材・構成:大恵陽子)
「上手にリラックスして走れた」レコード勝ちの前走
──前走・北海ハンデキャップはレコード勝ちでした。おめでとうございます。
松永 ありがとうございます。レコードはすぐにメインレース(巴賞)で塗り替えられてしまいましたけど(苦笑)。ちょうどミッキージュエリーの手入れが終わってテレビをつけたら、巴賞がゴールしたくらい。「レコード」って表示されて、「あれ、早いな」と思いました。

▲レコード勝ちを決めた北海ハンデキャップ(撮影:山中博喜)
──記録保持期間、わずか1時間。とはいえ、強い勝ち方だったことに変わりありません。逃げて3連勝ですね。
松永 前走後、ジョッキーは