競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにスプリンターズステークス出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
ウインカーネリアン美浦・鹿戸雄一 牡8

▲9月17日撮影(c)netkeiba
スプリント戦中心のローテを組んで成績が安定。ドバイ遠征でも2着とし帰国初戦となった前走は札幌のキーンランドC。512キロの馬体重は適正体重だが、全体に締まりがなくいかにも先を見据えた態勢と映った。ひと叩きされ美浦に戻っての十分な調整も、まだトモ周辺のボリューム感を取り戻せておらず、本来の良く見せる姿からするともう一つか。
カピリナ美浦・田島俊明 牝4

▲9月17日撮影(c)netkeiba
デビュー戦でダートの1800m戦を選択したのは納得の体形。ワンペースなダンカーク産駒らしい胴の長さとメリハリに欠けるライン。だが短い距離でスピードの持続力を生かす形で覚醒。開幕日のレコード決着となった函館スプリントSで重賞のタイトルを獲得している。さほど強い稽古は必要ない傾向で、シャープなシルエットで体は緩まずに出来上がっている。
サトノレーヴ美浦・堀宣行 牡6

▲9月17日撮影(c)netkeiba
高松宮記念を制した後は香港、イギリスを転戦。