
▲牝馬二冠目指すカムニャックを管理する友道康夫調教師に話を伺いました(撮影:下野雄規)
オークス馬カムニャックが牝馬二冠に向けて秋華賞に臨みます。オークスの「ゆるい出馬表」ではあだ名が「カムにゃん」だと明かされた同馬。その可愛らしい響きとは対照的に、新馬戦ではスローな流れを一瞬で差し切るなど強さを見せます。
友道康夫調教師も「どこまで強くなるのかな」と新馬戦から大きな期待を抱いた馬。秋華賞に向けて友道調教師に伺いました。
(取材・構成=netkeiba編集部)
「秋はお願いします」川田騎手との約束
──秋初戦のローズSを快勝、おめでとうございます。
友道 ありがとうございます。装鞍所からパドックも落ち着きがあって、レースに向かうまでの内容も良かったですし、レースも4コーナーで不利はありましたけど秋初戦としてはよかったです。
──序盤で前に馬を置けない場面では力んでいるようにも見えました。
友道 レース後に川田将雅騎手からは「折り合いがついて、そんなに力んでいません」とのことでした。調教でもそうなんですけど、この馬特有のそういう走りなのかもしれません。実際にはそんなに掛かっているわけではないみたいで、ローズSも力みなくあのポジションを取れてよかったです。

▲前哨戦のローズSを快勝(c)netkeiba
──昨夏のデビュー戦は超スローペースを後方2番手から上がり3ハロン33秒6の鋭い末脚で差し切り勝ちを収め、ファンの注目を集めました。
友道 牧場にいる時から牝馬にしては馬格があってパワフルで、入厩まで順調にきました。新馬戦に向けての追い切りがすごくいい動きをしていて、騎乗した川田騎手も