競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにエリザベス女王杯出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アドマイヤマツリ美浦・宮田敬介 牝4

▲11月6日撮影(c)netkeiba
レース2週前に栗東入りし、本数を乗って順調な調整過程。約5ヶ月ぶりの前走はトモの臀部(でんぶ)は凹んでいたが、全体的に皮膚は厚ぼったく16キロ増。しかし今回はトモに丸みが出て、あばらをしっかりと見せて多少なりとも引き締まってきた印象だ。顔つきもキリッとし、一度使ったことによる上積みは大きい。スンナリとした先行策なら前進は見込める。
※11月14日追記:アドマイヤマツリは回避となりました。
カナテープ美浦・堀宣行 牝6

▲11月5日撮影(c)netkeiba
過去18戦中17戦が千六〜千八。東京千八では5勝中4勝し、残りの1勝も新潟千六の関屋記念。右回りは過去3戦すべて着外で、芝二二の距離も未知数だ。ケイコでの口向きやハミ受けから左回りの方がスムーズ。また左爪の方が高く立ち気味ということも要因かもしれない。クビ差しが短く背中も短いが、肩の角度と走法から距離はこなせそうだが、右回りの不安は残る。